イギリス
United Kingdom
イギリスの大学は全部で100 校くらいあり、うち1 校を除いて全て国立大学となります。イギリスの大学進学は、日本と違い、高校の課程で大学入学のための「資格」を取得します。その「資格」とは、次の2 つが主に挙げられます。
資格について
多くの大学で、下記の①や②の試験合格ができていないと進学ができません
①Aレベル
高等レベルの学力をもっていることを証明できる資格試験。1年目にASレベル、2年目にA2レベルと、2種類の試験を受験することになる。オックスフォード大学、ケンブリッジ大学など、有名で高いレベルの大学に入るには、この資格の合格が必要。
②GCSE
イギリスの義務教育は、5 歳~ 16 歳までとなり、その間の義務教育相応の教育をきちんと受けていることを証明する資格試験。日本の中学3 年生から高校1 年生にあたる学問レベルと言われているが、英語での記述方式で回答できる語学力が必要。
Aレベル、GCSE、これらの試験のほとんどが選択式ではなく、記述式試験問題を読んで、自分の考えをまとめて述べる、英語の単語力もスペルの正確性はもちろん、論理的に表現する力が求められます。日常会話とはまた異なるアカデミック英語になります。
進学のパターン例
パターン1
中学校から留学する場合もし中学校からイギリスに留学すると、②GCSE の資格試験を受けて進んでいきます。
パターン2
高校から留学する場合もし高校から留学した場合には、①A レベルの資格試験を受験していくのですが、大変難関であることと、生徒個人の学力によっては②GCSE から①A レベルへとステップアップしていくことを勧められます。
個人差がありますが、3 年かけて合格を得てから大学に入る人もいます。
個人差がありますが、3 年かけて合格を得てから大学に入る人もいます。
パターン3
高校を卒業してから留学する場合日本の高校を卒業してから留学する場合には、「ファンデーションコース」と呼ばれる大学進学準備コースに入ってから、大学で勉強をやっていくための英語力向上と、イギリスの大学で必要な基礎科目を同時に勉強していくのが一般的です。このファンデーションコースから始める方が、大学入学も早くに到達でき、準備過程を短縮できること、また、卒業も日本の4 年制に行くのと同じ年数で終えられる可能性があります。