海外の大学・カレッジ・専門学校の入学方法の種類と違い|海外進学.net

入学の方法

入学の方法

入学の方法は、直接入学と条件付き入学の二つ。
必要な基準によって選択します。

海外の大学や専門学校にに留学するにはその学校が求める入学基準を満たさなければなりません。基準の中で最も重要なものは英語力となります。日本滞在中に進学するために必要な基準を満たしているかどうかで準備の方法が変わってまいります。

入学の流れ

直接入学

・勉強したい国、地域、分野などを
 基に進学先をリサーチ
・出願時、英語力の証明が必要
・入学をしてから卒業をするまでに
 必要な英語力があるかが重要

大学や専門学校に出願をする時点で、入学に必要な英語力や学力がある場合、直接大学や専門学校に出願が可能です。
勉強したい国、地域、分野などを基に進学先をリサーチし、選定、各学校の出願締切までに、英語力の証明(TOEFL、IELTSなど)を含む必要書類を揃えて出願をします。

但し、英語力を証明するスコアが入学条件をクリアされていたとしても、実際に大学の授業について行けるかは別問題です。
エッセイやレポート提出はもちろん、ディスカッションも多いため、例え入学合格をしていたとしても現地到着後、履修登録の前にいずれもテストを受け、これらのスキルが伴っているかの判断がされます。
その結果、仮にスコア的には英語力がクリアされていたとしても、まずは留学生向け英語コースの受講が必須になるケースやその後も英語科目の履修が義務つけられる場合もあります。

出願できる英語力があるかないかもポイントですが、入学をしてから卒業をするまでに必要な英語力があるかが重要です。
そのため、語学学校に少し通われてから大学に行かれるなど、いずれかの英語ブラッシュアップ期間は必須とお考え頂くことをお勧めいたします。

条件付き入学

・出願時の英語力が低くても、
 その他の条件を充しておけばOK
・高校卒業前に進路確定できるため、
 スケジュールを組みやすい

大学や専門学校への出願時に規定の英語力に達していない場合やTOEFL・IELTSなどのスコアを取得していなくても、その他の条件が基準以上であれば大学から「条件付き入学」という形で「合格内定」を得ることができるシステムがあります。
大学や専門学校が提携する語学学校で、入学基準の英語力に到達するまで勉強することを条件に、大学や専門学校の入学が事前に認められます。

まずは英語で学問を学べるだけの英語力まで上げるため、語学学校に通い、その後、TOEFLやIELTSのスコア無しに大学やカレッジへの進学が可能となります。

ただし、条件付き入学はあくまで条件付きであって、100%認められるというものではありません。
語学学校の一定レベル終了が条件であっても、そのレベルを終了できなければいつまでたっても終了できない=進学できないことになります。
しっかり英語力を上げることを念頭において、頑張りましょう。

条件付き入学がお勧めの理由

TOEFLやIELTSなどのスコア不要

テストスコアがなかなか上がらない方でもスコア不要なので安心。
提携語学学校にて英語力が上がることを条件に大学内定が得られるので、早めに渡航し、とにかく語学力を伸ばすことに注力すれば大丈夫です!

出発後に進学先を決めることも可能

将来の進路が何も決まらない状態での渡航はとても不安なものです。
その点このシステムは日本にいる間に大学や専門学校を決め、入学手続きをほぼ完了した状態で渡航することができるので安心です。
高校3年生の秋に条件付き入学の出願ができれば、この時点で大学内定となりますので高校卒業前に進路を確定させられるわけです。
一方で、現地に行って実際に英語を勉強しならが生活をスタートさせてから大学を決めたいという場合も、現地で進学先の学校へ出願をすることも可能です。

進学英語をしっかり学んでからの進学が可能

条件付き入学では事前にしっかり語学を学んでからの進学になるため、語学学校にて大学に進学してから必要とされるスキル(講義の聞き方、ノートの取り方、レポートやエッセイの書き方、文献リサーチの仕方など)を学ぶことができます。
そのため、進学後も授業について行くことができるので安心。

スケジュールが立てやすい

大学進学の場合、出願のタイミングが限られてきますが、一般的には条件付き入学は語学力が基準値に到達した時点で、一番近い入学時期に大学へ入学が可能となります。

大学において求められるスキル

グループワーク

海外の大学では、クラス数名でチームを組んで、課題の研究や発表が行われます。
グループワークは、一人での活動よりも、多くの学生や意見を取り入れることで課題に対してより多角的なアプローチができるなどのメリットがあります。
海外の学生は小学校からこの方法で学んでいますので、慣れていない日本人は頭でわかっていても少々、慣れるのに時間がかかりそうです。

プレゼンテーション

海外の大学では、自分の意見や研究結果についてスピーチを行い、クラスメートの発表に対して自分の意見を求められる事が頻繁にあります。
スピーチでは、その内容を効果的に伝え(クラスメートや教授)説得することが求められます。
スピーチ全体の構成はもちろんの事、効果的な言葉使い、補足資料の使用法、ジェスチャー、服装なども大切です。
海外で教育を受けた学生(外国人・日本人であっても)が人前で積極的に発言し、他者の発言に対して意見を述べることに慣れているのは、このような授業スタイルの違いが多く影響しているのです。

ライティング

海外の大学では、多くの科目でタイムペーパーやリサーチペーパーと呼ばれる小論文の提出が必要です。
海外と日本の論文の書き方や方法が違う為、内容が良くても良い点数がもらえないことが多くあります。

ノートテイキング

ノートを取る目的は、将来、自分自身で学習する為の参考にする事です。
しかし効果的なノートを取るとなると難しいものです。
授業を要約する、重要なポイントを強調する、自分自身の疑問点を明確にする、クラスメートや自分自身で考えついた良いアイディアを書き留める等、授業の中で、自然に効果的なノートの取り方を身につけなければなりません。

速読法

海外の大学では、しばしばリーディングアサインメントと呼ばれる、テキストや指定図書を次回の授業までに読んでおく課題が出されます。
授業ではその内容について質問されたり、意見を求められたりするので、読んでいないと全く授業に参加できないことになります。
ただし、指定される量がかなり多い為、合理的な読み方を身につける必要があります。Skimming(さっと目を通して大意を把握する方法)とScanning(特定の情報を探したり、研究目的に引用できる情報を探し出す方法)を身につけなければいけません。

リサーチ方法

リサーチの為のソース(情報源)は、以前の図書館を利用した検索に代わり、インターネット上での検索が増えてきています。
検索エンジンや他の有用なポ―タルサイトの情報、情報源を利用する上での盗用などに関する注意も習得しなければなりません。