科学の発見や原理を産業目的に応用する学問で、その専門分野は非常に多岐にわたります。大別しただけでも、航空・宇宙工学、農業工学、建築工学、科学工学、土木工学、電気・電子工学、地質工学、機会工学、材料工学、原子力工学、石油工学、海洋工学、コンピューター工学、コミュニケーション工学など、その数は何十種類にも及びます。
アメリカでは4年間の大学生活のうち2年間は数学、物理、工学製図法など全学科同じ教科を学びます。
専門課程は3・4年、もしくは大学院に進んでからの履修となります。工学の研究領域は、それぞれが密接な関わりを持つ上、現代ではあらゆる分野でコンピューターを使用しますので、コンピューターそのものを生み出したアメリカでは工学全般が非常に進んでいます。科学知識を応用して、大規模に物品を生産したり、人類の生活をより豊かにするための方法を研究する学問が工学です。ある物を作り出したり、あることを実現させたりするための方法・システムなどを研究する学問でもある為、その専門性はあまりにも多種多様です。専門によっては日本で研究を続ける道も、アメリカ以外の国に留学する道もありますが、一般的にアメリカは工学において第一級の先進国であり、ほぼ全ての研究領域を網羅しているといった点で、留学には非常に適した環境といえます。
ただし、応用分野の研究や高度な専門性のある研究は、大学院レベルからとなり、大学院への入学は、学部課程において基礎的な工学の知識を修得していることが条件となります。日本より進んだ内容が学習できることと、設備や教授陣、テキスト、マニュアルといったすべての環境が日本より優れています。
工学
Engineering
工学Engineering
航空宇宙工学Aerospace Engineering
航空宇宙工学は、アメリカ大学進学の必然性が最も高い専攻分野の一つです。現代では世界の航空機市場や宇宙開発は、アメリカの独占といえる状況だけに迷わずアメリカ大学進学の必然性が最も高い専攻分野です。現代では世界の航空機市場や宇宙開発はアメリカの一人勝ちと言える状況だけに、迷わずアメリカ大学を選ぶべきです。
実勢に、東大や京大と科目内容を比較検討した末にアメリカ大学を選択する学生も多い。アメリカの大学で学ぶ良い点は例えば、航空機メーカーやNASAなどこの分野の最前線で学ぶチャンスがあることです。履修の流れとしては、まず機械工学や材料工学、流体工学など基礎分野を学びます。
その後に航空力学、機体構造、エンジンなど実際の形となる分野に入る。そして、その集大成として開発を絞ったデザインプロジェクトに取り組みます。デザインプロジェクトでは、開発チームを組んで、航空機やロケット、衛生、宇宙基地などの設計に取り組みます。
エンジニアリングEngineering
エンジニアリング学派、頭で考えるだけではなく、自分の手を使って物を作りだすのが好きな学生に最適です。その中でも代表的な分野が、機械工学と電子工学です。電子機器を含む機械は、現代の生活において欠かせないものです。そして、その開発と生産は、今や世界規模で行なわれています。つまりエンジニアにとっても、語学力をはじめとする国際対応能力は絶対に必要になってきます。単に設計・開発の知識だけではなく、国際対応力を身につけるアメリカ大学で学ぶのは大きなメリットになります。
アメリカの大学では政府や企業から豊富な資金援助により、高度な研究開発がおこなわれており、大学ごとに専門領域が細分化されています。たとえばコンピュータチップの設計から自動車やロボットなど幅広い分野が学べます。また、機会工学や産業工学、工業デザイン学などのお研究分野もあります。
機械工学Mechanical Engineering
日本は技術の先進国なのですから、工業系を専攻する場合、日本で学ぶのが一番と考えている人が多い。
ただ基本的な標準レベルの技術を身につけて、普通の技術者として働くことを前提とした場合は良いが、より高度な開発研究や国際的な仕事をしたい場合はアメリカの大学の方が適しています。
アメリカの大学は各大学の独自性が重んじられ、同じ機械工学であっても大学ごとに、違います。学生は自分の興味領域が優れている大学を選ぶことが必要です。
アメリカの大学では魅力的なプログラムを提供する競争が行われています。例えば、機械工学をベースにした自動車工学、航空工学などの専門領域で各大学ごとに特色を競いあっています。アメリカの大学は日本の大学とは桁違いの研究開発費を持っていますので日本とは比較になりません。
電気工学Electrical Engineering
電子工学の分野は現代では半導体技術に密接している分野であり、その開発には各企業がしのぎを削っています。また経済のグローバル化が進むにつれ世界の競争は激しくなり、企業は世界から優れた技術者を集めています。そのような社会状況下でアメリカの大学はベストの環境です。
世界中から学生が集まり、語学面ではもちろん、研究環境、研究予算、さらに教育にいたるまで世界でこれほど大規模なプログラムを持っているところは少ないです。
コンピューター工学Computer Engineering
コンピュータ技術を学ぶだけなら、日本の大学や専門学校でも十分です。しかし、今やハードウエアー生産は韓国や台湾、中国が、そして、ソフト開発はインドが中心となっており、各業種の中でも最もグローバル化した分野です。このような日本はライバルではないといった環境下では、世界基準の技術力と、国際対応能力が問われます。アメリカ大学では、コンピュータエンジニアリング、コンピュータサイエンスといった専攻が、ネットワーク技術やクラスタノード型コンピュータの開発、基盤やプロセッサ設計などのハードウエアー領域、データーベースやwebアプリケーションの開発、グラフィックなどに細分化されます。