宝石や貴金属を使って指輪やネックレス、ピアスなどの宝飾品を作ったりデザインしたりする専攻分野です。これには宝石学、研磨、切削、キャスティングや造形などが含まれます。どこの大学にでもあるわけではありませんが芸術系の専門大学や、一部の総合大学ではこの専攻で修士課程まであります。 ニューヨークにあるFashion Institute of Technology(FIT)には、ジュエリーデザインの専攻で、1年のプログラムと2年のプログラムがあります。世界的にも有名な大学で、全米のみならず、全世界から学生が集まります。2年間のプログラムでは、はんだづけや穴あけ、蝋細工のテクニックに始まり、キャスティングやデザイン、そして実際に作品を作るスタジオのクラスが中心です。 コンピュータ・グラフィックスも必修となっていて、デザインに応用されています。教授たち自身が、現役のジュエリーデザイナーであったり、何らかの形でジュエリー業界にいる人なので、実践的な話を聞くことができます。マンハッタンという最高の舞台で、大学から歩いて行ける距離に世界の有名なデザイナーたちのジュエリーショップがあり、展示会へ足を運ぶ機会も多くあるので、ジュエリーを目一杯勉強できる環境が整っています。